「ポート」とは、ネットワーク上でデータを受け渡しする際に使用する扉のようなもので、「ポート番号」は、その扉の番号(部屋番号)と考えるとわかりやすいと思います。
そして受け渡しされるデータ(使用するアプリケーション)の種類によって、使うポートは異なります。
例えば、メールを受ける時にはこのポート、メールを送る時にはこのポート、Webページを見る時はこのポートという風に、それぞれ使う扉が決まっているのです。
通常、わたしたちは、「ポート」や「ポート番号」を、あまり意識することなく、パソコンを使っていますが、メールソフトの設定をする際は、気をつけなくてはいけません。
代表的なポート番号
ポート番号 | 説明 | |
110 | POP3 | メールの受信用ポート。 マリモインターネットで採用しているポート番号です。 |
143 | IMAP | メールの受信用ポート。 マリモインターネットでは非推奨です。 |
993 | IMAP | メールの受信用ポート(SSL使用時)。 マリモインターネットでは非対応です。 |
25 | SMTP | メールの送信用ポート。 マリモインターネットでは、セキュリティ強化と迷惑メールの送信を防止するために、現在は使用できなくなっています。 |
587 | Message Submission | メールの送信用ポート。 「SMTP-AUTH」という認証を使用します。 SMTP認証を行うことにより、第三者による送信用メールサーバの不正利用を防ぐことができます。 マリモインターネットで採用しているポート番号です。 |
465 | SMTP | メールの送信用ポート(SSL使用時)。 マリモインターネットでは非対応です。 |
POP と IMAP の違いについて
「IMAP」とは、受信メールをサーバ上で管理し、メールソフトに表示させる受信方式です。
メールを読んだり削除する際に、常にサーバーと通信を行う必要があり、メールの数が多くなったり、容量が大きくなると、メールの一覧を取得するだけでも時間がかかるようになります。
また、メールボックスの容量がいっぱいになってしまった場合、新しいメールが受信できなくなってしまう…というデメリットもあり、マリモインターネットでは推奨しておりません。